桜井ひろゆき 目標は墨田区の活性化!不退転の決意で突っ走ります!自由民主党 東京都議会議員 桜井浩之

平成22年 5月 公営企業委員会 桜井ひろゆき 質問内容一覧

  •  既設駅へのエレベーター設置に当たって用地選定について
  •  従前より、私ども都議会自由民主党といたしましては、都営交通駅におけるワンルートの確保については、すべての駅における早期実現を求めてきたところであります。特に、地下鉄駅のバリアフリーについては、障害者やお年寄り、また子育て世帯など、地元利用者の関心は非常に高く、また、私の地元の本所吾妻橋駅だけでなく、地下鉄各駅においても、早期のエレベーター設置が待ち望まれております。
     さきの公営企業委員会等におけるワンルート確保の見通しについての私の質問に対し、建設工務部長からは、市街化が進んだ地域で新たに用地を確保する必要があることや、さまざまな地下の埋設物を移設したり、終電から始発までの限られた時間内で工事を行うなど、多くの課題があるという答弁がありました。
     既設駅に新たなエレベーターを設置することは、大変努力と時間を要することと理解しているところでありますが、今回二十二年度末までに全駅でワンルートを確保するようにという今回の請願を審議するに当たりまして、確認の意味も込めて質問をいたします。
     まず、既設駅へのエレベーター設置に当たって用地選定はどのように行ってきたのか。最初に伺います。

  •  吉原建設工務部長
  • 既設の地下鉄駅にワンルートを確保するには、まず、地上でのエレベーター用地を確保することが必要でございます。用地の選定に当たりましては、最初に、駅や出入り口の構造、道路や地下埋設物の状況などを踏まえまして、候補地の範囲を設定します。
     次に、この範囲内で、道路や公園などの公共用地の活用ができないか。再開発や民間ビルとの合築による設置ができないか。周辺の取得可能な民有地がないかなどについて調査をしまして、候補地を選定いたしております。

  •  桜井委員
  • ただいまのご答弁をいただきましたが、公共用地の活用が可能な場所は比較的スムーズにいくと思います。しかしながら、民有地を取得する場合は、地権者との交渉は特に苦労が多いと考えます。そこで、この民有地取得に当たっては、一般的にどのような苦労があるのかお伺いいたします。

  •  吉原建設工務部長
  • 既設駅周辺でエレベーター用地を取得するには、市街化された地域の敷地は、所有者だけでなく、借地権者、抵当権者など多数の権利者がかかわることが多いこと。事務所や店舗、住宅などの移転先の確保が必要なこと、駅近辺など、現在地の近くに代替地のあっせん要望があることなど、個別事情に即したさまざまな調整が必要となります。いずれの場合も、用地の取得は任意での買収が前提であることから、十分に時間をかけ、権利者の理解と協力を得る必要がございます。用地交渉中の駅は、あと三駅なので、粘り強く交渉しまして、平成二十四年度末までに、全駅でワンルートを確保できるよう、全力で取り組んでまいります。

  •  桜井委員
  • ありがとうございました。エレベーターを設置するためには、日々の生活や事業の場である貴重な土地を譲り受けなければならないことが多いと思います。そしてその用地確保が、先ほどもご答弁がありましたとおり、大変労力がかかり、また時間がかかることを、改めて再認識いたしたところです。そして、現状をかんがみても、やはり二十二年度末までに、地下鉄駅においてホームから地上までのワンルートを確保することは、現状事実上不可能と考えるわけであります。しかしながら、私の地元の本所吾妻橋駅だけでなく、残された各駅における用地交渉や工事施工を推進し、一日も早く、全駅で整備が完了するよう、引き続き全力で取り組まれることを強く要望をさせていただきまして質問を終わります。


  •   本請願につきまして質問をさせていただきます。
  •  水道事業においては、将来の需要を見通すとともに、それをもとに計画的な施設整備を進めていくことが重要であると考えます。したがって、東京都も、これまで適宜適切に水道需要予測の見直しを行ってきたと認識しているところでありますが、そこで、請願にあるとおり、現在の水道局の計画が、本当に実態とかけ離れたものであるのかどうか確認するため、何点か質問をいたします。
     まず初めに、水道事業における水道需要予測の位置づけと考え方をお伺いいたします。

  •  高原企画担当部長
  • 先ほどもご説明をいたしましたけれども、水道需要予測は、水源計画や水道施設整備の基本となるものでございます。このため、将来にわたって都民生活や都市活動に支障を及ぼさないよう、安定給水に十分配慮する必要があるとともに、水源開発や浄水場等の水道施設整備には長期間を要することから、水道需要予測は、長期的な見通しのもと行われるべきものというふうに考えてございます。
     ちなみに、日本水道協会の水道施設設計指針においても、生活基盤施設としての永続性、重要性から可能な限り長期間を設定するものが基本というふうにされてございます。具体的には、用途別の使用水量等の実績をもとに、関連する社会経済指標を用いて予測モデル式を設定し、一日平均使用水量を予測してございますが、この予測した一日平均使用水量に、計画有収率、計画負荷率を考慮して、計画一日最大量を算出しているものでございます。

  •  都が設定した計画一日最大配水量について
  • 水道のみならず、電気でも、ガスでも、将来のピークをどう見込むかが、都市の安全や将来の発展を考える上で重要と考えます。それがここでいうところの計画一日最大配水量であると理解しておりますが、そこで、都が設定した計画一日最大配水量というものの意義や考え方をお伺いします。

  •  高原企画担当部長
  • 計画一日最大配水量は、安定給水の観点から、将来出現する可能性のあるピーク時の配水量を計画値として設定するものでございます。
     しかし、一日最大配水量は、気温や天候あるいは曜日など、さまざまな要因で変動することから、傾向等により予測すべき性質のものではございません。このため、将来にわたり安定給水を確保するといった観点から、予測で使用した実績期間中において、平均配水量に対する最大配水量の変動が最も大きかったときのその比率を用いて、計画一日最大配水量を算出してございます。
     なお、この現行予測手法は、さきに述べました水道施設設計指針の中でも記載されている手法でございまして、多くの水道事業体が採用している一般的な手法でございます。

  •  桜井委員
  •  今の答弁で、計画一日最大配水量とは、傾向等により予測するものではなく、安定給水を最大限確保するという観点で算出されたものだとわかりました。
     一方、今回の請願では、一日最大配水量について、都の計画値の六百万立方メートルは、実績と百万立方メートルも乖離し、過大であると指摘しておりますが、そもそも計画一日最大配水量とは、毎年度計画値どおりの最大配水量が出ると想定しているのか、あるいは計画値に向けて年々実績が増加していくものなのかお伺いいたします。

  •  高原企画担当部長
  • 計画一日最大配水量は、将来出現する可能性のあるピーク時の配水量を算定したものであることから、各年度の実績が毎年毎年計画値と同程度になるようなことは想定してございません。また、一日最大配水量は、さまざまな要因が影響し、変動することから、実績が年々計画値に近づいていくといったような性質のものでもございません。

  •  桜井委員
  •  今の答弁によりますと、請願で乖離しているという一日最大配水量の予測値と実績値とは、平常時には差があるものであり、または予測値に向けて徐々に増加していくものでないということであります。
     では次に、都民が実際に使用する水量、すなわち使用水量の動向について確認させていただきたいと思います。
     請願では、現実の水需要は予測と著しく乖離しているというが、一方、局の説明では、予測の基礎となる平均使用水量は大きな乖離を生じていないとしておりますが、そこで、現在の水道の需要について、増加するとした予測時の想定が実際どうであったのか。長期的に見た過去二十年間と直近の五年間の実績をお伺いいたします。

  •  高原企画担当部長
  • 一日平均使用水量で見ますと、昭和六十三年度から平成二十年度の過去二十年間では、十四・七万立方メートル、平成十五年度から平成二十年度の直近の五年間でも一・六万立方メートルと、着実に増加をしてございます。特に、一般家庭の需要に当たります生活用水は、同期間にそれぞれ三十六・五万立方メートル、及び五・三万立方メートルと増加をしてございます。

     

  •  桜井委員
  •  では具体的な数値で見た場合、予測値と実績値との差はどの程度なのか、直近の年度でお伺いいたします。

  •  高原企画担当部長
  • この予測の基礎となる一日平均使用水量は、平成二十年度において計画値と実績値との差は五%程度ということになってございます。

  •  桜井委員
  •  今の説明で、都民が実際に使用した水量は、長期的に増加傾向を続けており、予測時に想定したトレンドとも整合し、予測値そのもののその後の実績との乖離は小さいことがわかりました。
     これまでの答弁を聞いておりますと、請願は、水道需要や予測の考え方を誤解しているように思われます。すなわち、需要予測の基礎となる一日平均使用水量の予測は、できるだけ実態に即したものであることが求められるが、現時点で一日平均使用水量は、予測と実績との乖離は少ないとのことでありました。
     一方、計画一日最大配水量は、安定給水という観点を考慮して算定するものであり、毎年度の値を予測するという性質のものではなく、平常時は実績と差があるのが普通なのであると考えます。
     安定給水を維持していく上で、過去のピーク時の率などを用いることは極めて妥当であると思います。都民の立場から見て、水道を使いたいときに十分な水が使えないという状況であってはならない。まして、首都東京の水の確保の重要性を考慮すれば、それ相当の安全率が求められるのも当然であります。
     以上のことから、請願では、過大な予測に基づいて、都は過大な水道施設の建設を推し進めているとまで述べておりますが、これまでのやりとりを通じて、それが事実とはまさしく乖離した主張であることが明らかになりました。
     私は、将来にわたって安定給水を確保していくためには、都が保有する膨大な水道施設の維持更新などを含め、長期的な観点に立って、着実に施設整備を進めていくべきだと思いますが、ここで水道局長の見解をお伺いいたします。

     

  •  尾崎水道局長
  • 水道は、都民生活に欠くことのできないライフラインであり、首都機能を支える重要な都市基盤であります。今日、東京が世界有数の大都市に発展する過程において、都は、水道施設の計画的な整備、拡張を行うことにより、膨大な水需要にこたえ、その成長を支えてまいりました。
     これまで整備してきた小河内ダムや利根川・荒川水系のダムなどの水源施設を初め、大規模浄水場や都内全域の配水管ネットワークなど、いずれもその整備には長い期間を要することから、長期的な見通しのもと、計画的に整備を進めてきた結果、現在では基幹的施設として重要な役割を果たしております。
     今後も、都民生活と首都東京の発展を支えていくため、長期的な視点に立って、脆弱な状況が改善されていない水源施設など水道施設の着実な整備を進め、将来にわたる安定給水の確保に努めてまいります。